慢性関節リウマチと筋力低下

慢性関節リウマチ(以下RA)で立てなくなる方がいます。

一般的には活動量が低下して筋力が低下したと言われます。

 

しかし、当院ではこれは単なる筋力低下とはみていません。

RAでは関節とその周囲が固くなることにより関節をずれた位置で動かすことになります。

これは、機械で例えれば、ずれた歯車がギシギシいいながら動いている状態です。

この状態で動かせば、機械であれば歯車が、人間であれば関節が削れてしまいます。

しかし、人間は機械と違って関節が削れるような位置で動かそうとすると

筋肉に力が入らないようにして関節を守っているように思われます。

整体で、関節を良い位置に戻せば、筋力トレーニングをしなくても

力が入るようになります。

逆に、悪い関節の位置での筋トレは怖いし、筋トレをしても防御反応が働いているので

筋出力が上がらないことが多いようです。

 

ただ難しいのは、人間の体は全てが繋がっているため、

関連する様々な関節を少しずつ戻すことが必要なので時間がかかることです。

 

西洋と東洋の融合

気と躰の庵 岩崎整体院

 

佐賀県小城市牛津町柿樋瀬889-8