引き受ける

藤谷奏允さんの「ピンチをチャンスに変える運命法則」という本を読みました。

「闇」(病気を含め、嫌なこと)を遠ざけるのではなく、引き受け、

それを「光」に変えて出していく。という考え方でした。

 

東洋医学では「邪気」を外に出す。

西洋医学では病原菌などを薬でたたく。

これらは病気の原因を排除するという意味では同じことで、

この考えに私は違和感を感じていました。

 

正と邪、良い菌と悪い菌、

正を強く求めたり、邪を排除しようとすればするほど

望んでいない結果になりがちです。

抗生物質を飲めば耐性菌ができてしまうように。

光を強くすれば、影も濃くなるように。

そもそも、菌に良い悪いがあるわけではなく、人間の都合で分けているだけ。

氣だって、本来は正も邪もないはず。

 

そういう意味で、「闇」を引き受けるという考えはしっくりきました。

菌は排除するものではなく、共存するもの。

外国で生水を飲んでも、一度下痢すれば次から下痢をしないと聞きます。

水を消毒したり、取り込んだ菌を抗生剤で排除するのではなく、

一度取り込む(引き受ける)ことで菌と共存できる体にするのでしょう。

 

この考え方を整体に取り入れるとどうなるか、

次のブログで書きたいと思います。

 

西洋と東洋の融合

気と躰の庵 岩崎整体院

 

佐賀県小城市牛津町柿樋瀬889-8