引き受ける その2

「一旦引き受けてから出す。」

このことにより、次元が一つ上昇するというのは色んなことに当てはまりそうです。

 

私の中では、物事は循環させることで、螺旋階段状に良くなるというイメージです。

 

前回ご紹介した本の中に、

「仏様は左手で闇を引き受け、右手で光を出している」という部分がありました。

確かに仏像を見ていてもそのように見えます。

 

これらを整体に応用すると、

患者さんの邪気をそのまま体外に出すよりも

整体師が左手でその邪気を引き受け、右手から出す方が整体の利きが良く

整体師も疲れないことが分かりました。

更に、その右手から出した氣を患者さんに戻すと更に利きが良くなりました。

気の出入りを患者さんの中だけで行うのではなく、

患者さんと整体師という

より複雑な循環を作るとより効果が上がりそうです。

 

人の話を聞く時も

相手の話を左手で一旦引き受けるように聞き、

引き受けたものを右手から相手にお返しするようすると

セラピー的な話の聞き方になる感じがしました。

 

大切なのは、邪気にしろ、話にしろ、引き受けっぱなしではなく、

自分の体を一旦通した後で相手に返す「循環」がキーワードになりそうです。

 

西洋と東洋の融合

気と躰の庵 岩崎整体院

 

佐賀県小城市牛津町柿樋瀬889-8