前回は体が握りこんでいる邪気(内臓、筋肉の緊張)を開放するという話しでした。
握りこんでいる力を抜くという話しでした。
私は理学療法士になってすぐの時、ストレッチ効果を見るため、
ストレッチをしては角度を測ることをひたすら繰り返しました。
結論は、単なるストレッチはすぐに戻るでした。
これは、握りこんでいる力が抜けない状態でストレッチしても
握りこんでいる力とストレッチがお互い逆方向に引っ張るだけで
綱引きや腕相撲のようなっているからです。
ですから、まずは握りこんでいる力を抜くというのが大切なのです。
力を抜く(緊張、邪気を抜く)ことを覚えた私は
ひたすら緊張を抜くことに専念しました。
これは、単なるストレッチよりも格段に効果が上がりました。
しかし、これでも上手くいかないケースも多々ありました。
そこで気付いたのは、長年握りこんでいた状態の体は、力を抜いても元の伸びた状態に戻らないことがあるということ。
ですから、力を抜いた後にストレッチで本来の伸びた状態に持っていく必要があったのです。
力を抜く→ストレッチ
この二つを、この順番で行うことが必要だったのです。
気と躰の庵 岩崎整体院
佐賀県小城市牛津町柿樋瀬889-8